グローバル事業部と国内事業部へ。新体制に込めた想いと、これからの展望
当社では今後の事業拡大と制作体制の強化に向けて、社内組織を新たに「グローバル事業部」と「国内事業部」に分けることとなりました。
海外大手ブランドとの取り組みをはじめ、国内外で求められる制作品質やスピード、対応領域が大きく変化していく中で、会社としてどのような体制を目指していくのか。
今回は、V’Works役員のお二人に組織再編の背景やそれぞれの事業部の役割、そして今後の展望について話を聞きました。
右:中田代表
左:江口取締役
⸻まずは今回、社内を「グローバル事業部」と「国内事業部」に分けることになった背景を教えてください。
中田代表:大きな理由は、会社として次の成長フェーズに入るためです。
これまでは国内案件を中心に、広告、カタログ、EC向けビジュアル制作をキャスティング、撮影、レタッチ、納品まで一体となって進めてきました。
ただ、今後は海外大手ブランドとの取り組みも始まり、求められる制作基準や進行管理、コミュニケーションの在り方も変わってきます。
その中で、すべてを一つの体制で進めるよりも、事業の特性に合わせて役割を明確にした方が、より高い品質とスピードを実現できると考えました。
江口取締役:国内案件とグローバル案件では、必要とされる力が似ている部分もありますが、実際にはかなり違う部分もあります。
国内事業では、これまで積み重ねてきたお客様との関係性や、現場対応力、柔軟な制作力が強みになります。
一方でグローバル事業では、海外ブランドの基準に合わせた品質管理や、より体系化された制作フローが重要になります。
それぞれに集中できる体制を作ることで、会社全体としての制作力を一段上げていきたいという狙いがあります。

⸻中田代表がグローバル事業部を統括されるとのことですが、その理由を教えてください。
中田代表:グローバル事業部は、会社にとって新しい挑戦の領域です。
もともと自分自身、海外で生活していた経験もあり、いつか海外と仕事をしたいという想いはずっと持っていました。
今回、海外大手ブランドのプロジェクトに関わる機会をいただき、実際に仕事を進めていく中で、海外の会社が何を求めているのかが少しずつ見えてきました。
その中で強く感じたのは、「自分たちだからこそできることがある」ということです。
これまで国内で培ってきた制作力や現場力は、やり方次第でグローバルの現場でも十分に通用するし、むしろ価値として求められている部分もあると感じています。
だからこそ、この領域は単なる新しい仕事ではなく、V’Worksとしてもう一段成長できる大きなきっかけになると考えています。
その可能性を形にするために、自分自身が先頭に立って、この事業を進めていきたいと思っています。
⸻グローバル事業部では、今後どのような展開を考えていますか?
中田代表:まずは、海外ブランドが求める品質基準に対して、安定して応えられる制作体制を確立することです。
撮影・レタッチ・進行管理を一つの流れとして設計し、誰がやっても同じクオリティを再現できる制作フローを作っていきます。
その上で、単なる受託制作にとどまらず、自分たちの強みを活かした新しいビジュアル制作を提案していきたいと考えています。
海外の案件を進める中で感じているのは、「日本の制作会社だからできる価値」があるということです。
スピードや現場対応力に加えて、コスト構造の違いを理解し、品質・スピード・コストのバランスを最適化できることも、私たちの強みの一つです。
これらを掛け合わせることで、グローバルの現場でも差別化できると考えています。
グローバル事業部は、単なる新規事業ではなく、会社の基準そのものを引き上げていく役割を担っています。
ここで得た知見を社内に還元し、V’Works全体の制作力を一段上げていきたいと考えています。

⸻一方で、国内事業部は取締役が統括されます。国内事業部にはどのような役割がありますか?
江口取締役:国内事業部は、これまで会社が築いてきた信頼や制作力をさらに強くしていく役割です。
国内のお客様に対して、これまで以上に安定した品質、柔軟な対応、そして提案力を提供していきたいと考えています。
加えて、今後はAIを活用した新しい制作フローの構築も、国内事業部が中心となって進めていきます。
カタログ制作やEC向けビジュアル制作において、コストパフォーマンスは常にお客様から求められる重要な要素です。特にアパレル業界では、物価高騰や人手不足など、さまざまな課題を抱えているお客様も少なくありません。
創業以来、アパレル業界のお客様と二人三脚で歩んできたV’Worksにとっても、そうした課題は決して他人事ではないと思っています。
AIを活用した制作は、コスト面や納期スピードの改善に大きく貢献できる可能性があります。これまで培ってきた撮影・レタッチ・制作進行の力にAIを組み合わせることで、お客様の課題解決により深く貢献できると考えています。
だからこそ、AI制作は国内事業部にとって非常に重要なテーマです。

⸻国内事業部として、今後特に力を入れていきたいことは何でしょうか?
江口取締役:大きくは三つあります。
一つ目は、「制作品質の安定化」です。
案件ごと全セクションを専属制にしクオリティを担保しながらお客様にも安心して任せられるチームを提供します。
二つ目は、「提案力の強化」です。
言われたものを作るだけではなく、お客様のブランドや商品の魅力をどう見せるべきか、こちらからも提案できるチームにしていきたいです。
三つ目が、「AIを活用した制作体制の確立」です。
AIはあくまで人の仕事を置き換えるものではなく、表現の幅を広げたり、制作効率を高めたりするための手段だと考えています。
国内事業部では、実際の制作現場に近い立場から、AIソフトや新しいワークフローを検証し、現場で本当に使える形に落とし込んでいきたいです。
従来の撮影に加えて、AIでの制作で国内案件の価値をさらに高めていきます。

⸻事業部が分かれることで、社内にはどのような変化が生まれると考えていますか?
中田代表:まず、役割と責任が明確になります。
グローバル事業部は新しい領域に挑戦し、会社の可能性を広げていく。
国内事業部は既存のお客様との関係性をより深め、AI制作を活用し安定した制作力を高めていく。
それぞれの目的が明確になることで、判断のスピードも上がりますし、各チームが自分たちの役割を理解しやすくなると思います。
江口取締役:分けることが目的ではなく、それぞれの強みを伸ばすことが目的です。
国内事業部とグローバル事業部は別々に動く部分もありますが、完全に切り離すわけではありません。
むしろ、グローバル事業部で得た新しいノウハウを国内事業に活かしたり、国内事業で培った現場力をグローバル事業に活かしたりすることが大切です。
お互いに刺激し合える関係にしていきたいですね。

⸻最後に、今後の会社全体としての展望を教えてください。
中田代表:これからの制作業界は、「撮影だけ」、「AIだけ」では成り立たない時代になっていくと思います。
大切なのは、それぞれの技術をどう組み合わせて、お客様にとって価値のあるクリエイティブを提供できるかです。
当社は、これまで培ってきた撮影制作の力に加えて、AIや新しい制作手法を取り入れながら、より柔軟で、より高品質なビジュアル制作を目指していきます。
グローバル事業部は、その可能性を広げるための挑戦です。
海外案件を通じて、会社としての基準をさらに高めていきたいと思っています。
江口取締役:国内事業部としては、AI制作の確立、活用です。
従来の撮影制作、新しいAI制作でお客様に安心して任せていただける体制を作ること。
そして、社内のメンバーが成長できる環境を作ること。
良いクリエイティブは、良いチームから生まれると思っています。
一人ひとりが自分の役割に誇りを持ち、前向きに挑戦できる組織にしていきたいです。
中田代表:会社として目指しているのは、単に制作物を納品する会社ではなく、お客様のブランド価値を高めるパートナーになることです。
国内でも海外でも、「この会社に任せたい」と思っていただける存在を目指していきます。

⸻新体制で、次のステージへ
今回の組織再編は、会社にとって大きな転換点です。
グローバル事業部では、新しい市場への挑戦を。
国内事業部では、これまで築いてきた信頼と制作力のさらなる強化とAIによる制作。
二つの事業部がそれぞれの役割を担いながら連携することで、会社全体としてより強い制作体制を目指していきます。
これからも、私たちは変化を恐れず、より良いクリエイティブを追求し続けていきます。

